2006年度 社団法人飯田青年会議所
経済・交流分野室担当副理事長
羽田野 貴寿
挑戦の時
近年、持続可能な社会という言葉をよく耳にします。現状を活かし未来へと繋げていく活動。JC運動もこれからのまちづくりを行う上で、
意義ある事業を継続し、未来に夢を描けるまちづくりを考える必要があると思います。
(社)飯田青年会議所は、このまちの未来を鑑みてJC運動を展開してまいりました。「JCしかない時代から、JCもある時代へ」
という時代背景の中で本年度は「JCらしさ」に着目して活動します。「JCらしさ」とはなんでしょうか。我々JAYCEEは、青年経済人です。
そして今までのJC運動を通じて社会起業家としての感性を養ってきました。同時に、我々が唱えた運動の意義がこの地域に広く波及し、
長年に渡り主催事業として継続しています。しかし継続されている事業はもとより、今後のJC運動において今まで以上に大きな夢を描くには、
事業を行う上での意義はもちろん、重要視されるのが運営の在り方ではないでしょうか。
本年度は今までの活動で得られた知恵や知識そして社会起業家としての感性を活かし、このまちに根付いた意義ある通年事業の継続化と、
今後の事業規模の拡大を見据えた運営の在り方を、社会起業家としての視点から考え実践したいと思います。
この地域をはじめとする多種多様な企業から、JC運動の意義を理解して頂き賛同を得られるなら、
我々の事業は夢を描く更なる可能性を追求することや継続にも繋がるでしょう。そして異業種間の協働という交流により、
経済を通じてこの地域を活性化させることが、今後目指すまちづくりだと考えます。そこで得られた新たな気付きが、
社会起業家としての感性をより豊かにするきっかけとなるでしょう。
混迷の時代と呼ばれる昨今、我々の事業は確実性を求めた自己満足に陥っていないでしょうか。しかし、
我々には多くの先輩から受け継いできた未来を切り拓き挑戦する精神があります。個々の力が結集されれば、大きな夢を描く事業、
「JCしかできない」まちづくりができるはずです。このJAYCEEの力を発揮し実践することが「JCらしさ」なのです。
未知の可能性を信じて持続可能な活動を、そして未来を見据えた第一歩を踏み出します。
2006年度 社団法人飯田青年会議所
組織進化室担当副理事長
中根 正佳
組織進化論
阪神淡路大震災を契機に、様々な場面において危機管理体制の重要性を問われてきています。しかし、近年になっても、
その不具が取り立たされることが往々にしてあります。危機管理を怠った結果がもたらした責任は、その全てをも覆す事態にまで発展します。
組織における危機管理とは、全うしなくてはならない責任であり、青年会議所を存続させるために急務であると考えます。しかし、
混迷のときといわれる近年、事業が多様化する一方、そこに存在しうるリスクに関してまで考えが及ばないでいる危惧があります。
私たちは行動する政策集団です。行動することへの憂いを絶ち、事業を主催する組織として、JCの個性を遺憾なく発揮できるよう努めることが、
青年会議所の事業の可能性に大きな影響を与え、行動する政策集団としての更なる進化に繋がると考えます。
組織が進化する過程でその強化は重要です。組織における強化とは、まずは、明確な目的意識の浸透であり、それを如何に到達出来る様にするか。
組織強化には様々な捉え方があると思いますが、中でも、組織の目的を達成するための同志を募ることはその礎を築くことであると思います。
会員拡大が未来の礎になります。また、本年目標に掲げる"魅力ある人づくり"とは、個性の拡大であり、
組織としてその懐を広げることが組織強化につながります。たまに耳にすることがある"少数精鋭"。私には、
過去に多大な組織力を誇った飯田青年会議所の悲痛の叫びに聞こえます。人が多ければ良いという論理ではなく、
人がいなくては可能性が希薄になる気がするからです。個の輝きが、それを抱擁する組織を輝かせ、その組織に新たな個が増幅する。
可能性と感性を併せ持つ魅力ある人として、組織の礎を築きたい。礎となる新たな感性の発見は、組織をより生き生きと輝かせ、
組織の進化に繋がると考えます。
今年度、当室では組織の進化を第一の意義として考えます。組織とは人の集団であり、
そしてその個性としての人を輝かせる器が組織であると考えます。個と組織は車の両輪です。この両輪の連結がこのまちに強く影響を与えます。
今年度の組織の進化の過程が、未来へと続くまちの進化に繋がるものと確信します。
2006年度 社団法人飯田青年会議所
感性開発企画室担当副理事長
石田 秀生
成長への冒険
~感受性と着眼力による進化論~
進化論を唱えた学者が生き残りの理論として、「強い奴でも、賢い奴でもない。変化に対応できる奴のみが生き残るのだ。」と言っていると聞いた。
果たして我々は、生き残れる個の集団なのだろうかと考えてみた。・・・閉塞感。残念ながら私は飯田青年会議所の現状に対して、
この言葉をイメージした。輝かしい組織の歴史に守られた枠とでも言うべきルールや慣例に頼り、
私達は自らの価値観を信じ切れず新たな未来を築くことが難しくなっていると思うのである。
近代社会は情報化が進み、実体験のない知識が増えた為、自己の価値観を熟成させることが難しくなってきた。
ともすれば自分の目と足で本物を経験しないうちに、あたかも物事を理解し手に入れたのと同じような錯覚を起こし、
知恵を使って未知なるものを創造することを忘れてしまいがちだ。我々JCも生き残る為には、
他人の経験や辞書など過去のパターンから確実性を導き出すのでなく、
自らの価値観を信じ切り独自の世界観を力強く発揮することで可能性を追い求めなければいけない。つまり今を生きる我々の感性で、
新しい未来を切り拓く魅力的な個を生み出さなければいけないのである。
ところで、今を生きる我々の感性は豊かなのだろうか。そして個が魅力的に輝くステージを見出しているのだろうか。感性の源となるものは心だが、
心は理性ではなく感受性によって育まれ、そしてまた心が育たなければすべての表現のはじめの一歩である着眼力も創出されない。
このバランス感覚もまた感性である。日常の中では見過ごしてしまう小さなことにすら心を震わせ感動を覚え、
そして様々な価値観をバランスよく許容し融合できるような豊かな感性を身につけるために、独自の世界観を身につけたい。日本人として、
長野県人として、いいだ人として、独りの人としての小ささに戸惑いながらも私達の価値観がすべてではないことを知れば、
改めて枠にとらわれない私達の活躍のステージを見出せると考える。
今年度、私達は感受性と着眼力による進化をする為に世界に旅する。多様性に富んだ心と価値観に触れ、未知の文化を吸収する等、
身に余るほどの刺激は必ず人を大きくし、その刺激が大きければ大きいほど感性は磨かれるからだ。私達は夢のある未来を切り拓く為に、
感性に富んだ独自の世界観を身につけ、人に夢を魅せる魅力的な個の創造をします。
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