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2月例会報告
2月例会パネルディスカッション ■GroupCommunication委員会 委員長 熊谷雅和

 去る2月2日(金)飯田人形劇場にてメンバー・一般参加者含め約100名で公開例会を行いました。「もっと!もっと!!親しよう!!!」と題して幕開けしたその内容とは・・・。本年度当委員会では「教育」をテーマに掲げ、取り組んでおります。その中でも本例会では一番の基礎となるはずである「家庭」という視点で、ここ数年の様々な団体による調査報告から見えてくる子供を取り巻く環境、それらを踏まえて身近な大人が未来を担う子供たちに出来ることは何かについて地域の方々と情報を共有し、考える場としたかったのです。
趣旨説明する熊谷雅和GC委員会委員長  2部構成からなる一つ目のプレゼンテーションでは、GC委員会がまとめた報告から様々な団体による調査報告より見えてくる現状を説明しました。まず、AC(公共広告機構)では年度ごとテーマが決められ、ここ数年「親子」や「家庭」に関するテーマが続いており、その中でも誰もが一度は見たであろう「抱きしめるという会話」母親・父親編と「逆・授業参観」の3本に説明を交えて放映しました。映像から受ける印象は、説明以上により参加者の「親子」「家庭」に対しての潜在意識に強烈なメッセージとして感じ取っていただけたのではないかと思っています。また、国勢調査や民間調査データから見えてくる「核家族化」と「夫婦共働き」、「親子で会話する時間」や「食事の時間・回数」の推移など全国とこの地域を比較してみると、都会とほぼ変わらない状況にあることが見えてきたのです。特にこの地域の「核家族化」は7割にも達し、「夫婦共働き」も6割と年々増加しているのです。また「同居家族の子育てに対しての支援」というデータには「父親」からの支援が得られていないという家庭が5割近くありました。これらから見えてきた「家庭」に対して抱いていた自分の「理想と現実」の違いを感じました。
パネルディスカッション近景  もう一つは「家庭の危機~迷走する子育ての実態~」のテーマでパネルディスカッションを行いました。パネラーとして飯田児童相談所所長の小木曽計男氏と浪合通年合宿センターの副所長吉田哲也氏をお迎えし、この地域の子ども達や保護者の現状についてお伺いしました。小木曽氏から「この地域の相談所に寄せられる内容は数年前と比べ変化しており、特に子どもに対する様々な虐待(DV)が増加している」また、「家族・家庭が変化し、家庭崩壊というより溶ける感じで立て直しにくいのが現状」と語られました。その上で、「自分の育児が正しいのか常に確認したいと不安がる親が多く、人間一人ひとり皆違い子育ては自分で考えなければ本やマニュアルに書いてある通りにはいかない。家族は信頼関係がとても重要で価値の押し付けや過度の期待は良くない」と参加者に訴えかけました。また、吉田氏からは「親は自分で行うよりお金を出してサービスを求める外部委託化が目立ってきた」と話し、「合宿センターでは子ども達にきちんと想いが伝わるよう本気で接することが大切。指導と遊びの中ではメリハリをつけ、お互いが歩み寄れて支え合える関係をつくらなければ」と語られました。
客席の様子  終わりに委員長として私が述べたこと、それは一人の親としてそして一人の大人として、今一度「家庭」すべてを立ち止まり、振り返り、見つめ直すこと。それは「家庭」に対する「自覚」と「責任」。意識を変えることは今からでも遅くはないのです。飯田青年会議所として「安心して子どもを生み育てられる地域」の実現を目指し、これからGC委員会では市民の方々と情報を共有しながら明るい豊かな社会を築けるよう突き進んで参ります。今後のGC委員会の例会・事業にご期待下さい。

2007年3月10日掲載
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