6月例会報告

去る6月2日(月)に、飯田市中央公民館にて、地域の力委員会の本年度最初の例会である6月例会が開催されました。
本年度当委員会では、協働をテーマに活動しています。本例会では、まず協働をめぐる背景として、飯田下伊那の各自治体の構想・計画や、協働の現状などを、当委員会によるプレゼンテーションを通じて理解していただきました。この例会に先立ち、委員会メンバーで飯田下伊那の各町村を訪問し、計画・構想について、また各町村での協働の取り組みについて調査しました。委員会プレゼンテーションにおいては、協働をめぐる背景としてさまざまな情報を元に、この地域の現状について分析しました。協働の必要性については改めていうまでもありませんが、当委員会では、自立した社会に向けての重要な要素のひとつとして考えました。それぞれの情報が示すように、この地域全体がおかれている現状は決して最良とはいえません。そのような状況のなかで協働に取り組む町村として、この地域では下條村、高森町に注目してみました。下條村は、協働事業としていわゆる道普請の活動が有名ですが、そのほかにも人口増加対策、子育て対策等を積極的に行い、財政的にも健全化を図っているということが、調査、資料からわかりました。また、高森町では、ワークショップによる公園づくりとして、丸山公園を採り上げました。公園づくりの過程として、住民が参加して、専門家、行政を交えて協働で計画していくもので、協働コーディネーターに参加してもらいながら、本格的に取り組んだ事例として紹介させていただきました。委員会で各町村を調査するなかで、それぞれの町村が規模や分野は異なりますが、様々な取り組みをすでに行っていることがわかりました。そのなかで課題と思われることは、比較的身近なことに対しては、高い結束をもってことにあたるが、ではもう少し広いところでの連携はというと、まだこれからというところがあると感じました。そこで、委員会での考察としてプレゼンテーションの終わりに、協働にとって大切なこととして、広域性、主体性、資金、影響力、つながり、透明性というキーワードを挙げ、更に実践においては、人のつながりを活かすこと、結いの心、楽しさが大切であると考えました。そして、今後私達に求められる役割として、より積極的に飯田下伊那15町村と関わりをもって連携していくうえでの橋渡し的な部分が必要ではないかということを提案させていただきました。

第二部では、各方面で協働としても活躍されていらっしゃいます、お三方をお招きして、パネルディスカッションを行いました。三遠南信という広域的な範囲で地域間交流などの活動をされている、NPO法人三遠南信Amiの水島加寿代氏からは、この地域にあるそれぞれ固有の文化、営みを大切にして、異なる時間軸を同一化することではなく、それぞれの個性を活かしながら連携することが大切であることをお話いただきました。また、ダイハツボンシャンスチームマネージャーの熊谷秀雄氏からは、ツアーオブジャパン招致の経験からそこにかける想いと、実践の中で行政の壁がもっとも高いと感じたこと、協働においては、まずやってみることが大切だということをお話いただきました。また飯田市環境課の仲村茂樹氏からは、飯田市での環境に対する取り組みと、協働として行ってきたこと、また今後の取り組みとして、環境モデル都市の選定に向けて、私達の協働が試されることなどをお話いただきました。そして、この例会の場にお越しいただいたパネラーの方々同士での協働の可能性について、お話いただきました。観光、自転車、環境という分野のなかで、売木村において熊谷氏と水島氏の協働の芽が生まれつつあることをご紹介いただきました。最後に私達JCへのメッセージとして、もっと冒険する部分があってもいいのではないか、既成概念にとらわれず、先行投資の発想を大切にしてほしいこと。環境面での取り組みにおいては、事業者の意識が問われることなどのご意見をいただきました。

私自身は今回初めて、委員長として例会を担当させていただきました。この例会でお招きさせていただいたお三方どなたも、前向きな姿勢で例会への参加を快諾していただきました。私達JCの活動においては参加の機会はたくさんあります。その時々の状況で難しいこともありますが、まずは参加してみることが大切だと感じました。例会の中ではうまく伝えることができなかったかもしれませんが、もう一つ楽しさということも大切なことだと感じました。この例会でメンバーの皆様からご意見ご感想をいただきました。今後の事業、例会に向けて参考にさせていただきたいと思います。

地域の力委員会 委員長 原 毅史
2008年7月20日掲載
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