2008年度 委員会事業方針
未来塾委員会事業方針
地域未来室 未来塾委員会委員長 吉川陽子
未来に向かって羽ばたく人・地域
二十一世紀を担う青少年が、夢と希望を抱き心身ともに健やかでたくましく成長する姿は、大人の共通の願いだと思います。人が成長していくなかで、生まれ育ったその土地独特の地形や人となりといったものや、家族構成と近隣とのつながりなどが大きな影響を与えると考えます。しかしながら現在の青少年が生活する環境は、必ずしも心の成長を促すものばかりではありません。飯田下伊那でも少子化、核家族化といった傾向に代表される家庭や地域の変化が進んでいます。地域の豊かな自然と多くの人を通じた文化に囲まれながら、青少年に対してあたたかい心、思いやりの心、助け合いの心といった人間性を培うことの出来る機会が、今こそ必要なのではないでしょうか。
そこで私達は人と人、人と地域のつながりを深める活動を行ってまいります。青少年が、美しい自然にあふれた飯田下伊那を舞台に、地域の大人や仲間と協力し自らが考え、行動し、体験する活動を取り入れてまいります。この地域の人々や自然、伝統、文化を大切にする活動を通じて、地域に留まる気持ち、「留恋(りゅうれん)」を青少年の心に刻みます。
また、(社)飯田青年会議所には、27年間行っているわんぱく相撲があります。相撲という競技を通して子ども達と共に私たち大人も成長してきました。試合に勝った時の喜び、負けた時の悲しさ、無心で真剣勝負をする姿が目の前に現れます。大会を支える地域の有志の皆様も年々増えてきました。本年度は、昨年度までの活動を踏まえてさらに多くの方々のご協力をいただきながら、より多くの方にわんぱく相撲の魅力を伝えていきたいと思います。
青少年が、普段の生活の場を越えて様々な人間関係や活動から関わる人のあたたかさに触れて、地域の人々や自然、伝統、文化を大切にする心を育んでまいります。多くの青少年にその心が育まれることであたたかい地域を創り、未来に向かって羽ばたけるよう、この取り組みを進めてまいりたいと思います。
会員拡大委員会事業方針
地域未来室 会員拡大委員会委員長 木下勝貴
~ 一人の声から、一人の熱意から、一人の行動から ~
我々は、明るい豊かな社会の実現に向け、日々様々な運動を行っています。その運動の根幹にあるのは、会員個々の地域に対する熱い想いと、想いを共有する仲間との固い絆です。我々の想いを実現するためには、活発で魅力的なメンバーを創出する事が必要です。それこそが、我々がまちづくりを推進していく為の原動力です。
それにはまず自分自身が強い信念を持ち、まちづくりに対する熱い想いを発信していく事です。何事にも襟を正し、決して妥協せず最後までやり遂げ、人から信頼される人になる。そんな情熱と誇りを持って、率先して青年会議所の魅力を「私の声から」、「私の熱意から」「私の行動から」周囲の人に語り、伝え、広げていくことで、自分自身が魅力ある人になります。その強い信念を持った活動が、組織全体に波及され魅力ある人を創出していく事になると確信します。
1年間自分自身が強い信念を持ち続け、委員会メンバーが一丸となってまちづくりを進めていきます。その行動で組織が進化し、ひいてはJCの目的とする「明るい豊かな社会の実現」に繋がるものと確信いたします。全ての人と人との繋がりを大切にし、強力な会員拡大活動を推し進めてまいります。
組織進化推進委員会事業方針
組織未来室 組織進化推進委員会委員長 宮内剛
我々の前進に狼煙をあげよう
私たち(社)飯田青年会議所は、我々が住むこの地域の明るい豊かな社会の実現のために、様々なまちづくり運動を行っています。同時に、新公益法人制度施行を目前に控えた活動も行ってきました。そして本年度、移行元年を迎えます。今後も私たちのビジョン「ぼくらの夢」の実現に向けてJC運動を行い、魅力ある「ひと」「組織」そして「まち」へと進化し続けるか否かは、全て私たちJAYCEEの「志」次第です。このまちのリーダーとして旗を掲げ、率先して行動し続ける本質の部分に変わりはありません。
さて、この制度改革において一つの選択を求められる現実を受けて、今まで(社)飯田青年会議所が築き上げてきた数々のものを振り返るとき、これまでの延長線にある公益社団法人を取得することは必然な流れと考えます。私たちはその判断とそれに対する正しい行動をしていくために、新制度内容を改めて広く深く学び、その知識を共有していく必要があります。またそれと同時に必要なことは、(社)飯田青年会議所は、誰のために何をする団体なのか、今一度その原点を見つめ直し、私たちの課題に対する思いを奮い立たせ、この新制度が施行される目的をはっきり認識しながら(社)飯田青年会議所らしさを確かめていくことでしょう。その上で公益社団法人取得の意思統一をし、更に前進していくことで得られるものがこの新制度に向き合う価値であり、また取得への道を切り拓くことにつながると考えます。
昨今、NPO法人をはじめ多くの各種団体ができ、それぞれの立場でまちづくり運動が行われている中からも、私たちの存在意義をより一層確かめなくてはならない時代になってきました。徹底した「進化体」の追求が、「更に魅力ある(社)飯田青年会議所」へ進化し続ける条件です。この地域で生きる皆が喜び、それを実感できる成果を今以上に自分自身にもたらし続けましょう。そのためのJCの活動基盤である例会の充実を以ってより多くを学び、三信条のもと、それを実践していく「行動」が何よりも必要と考えます。
本年度当委員会では、移行目的をメンバー共通の認識にしていくために、制度上のルールだけではなく、組織現状との相違点を明らかにし、公益社団法人取得に対する論点を整理します。そして(社)飯田青年会議所らしく更に力を発揮できるかたちと、実際の移行に必要な要素を明確にし、組織の方向性統一と、取得に向けた対応をしていきます。また、新たな活動プロセスを考え、創立50周年に向けた組織の着実な進化推進を行います。
地域の力委員会事業方針
組織未来室 地域の力委員会委員長 原毅史
“個”の力を“地域”の力に
近年地域格差の問題から、地域主権の推進や、道州制の導入に向けた研究が行われています。またその中で行政・企業・市民による協働が、今後の地方自治において重要なものであるとされています。どのような社会であっても人はお互いに支えあうことで成り立っています。それはまさに協働が目指すところの姿でもあります。この地域の行政・企業・市民それぞれが力を出し合って一つの大きな力とし、同じ目的に向かって活動することは、立場を越えたつながりを生むものと考えます。点から線へ、線から面へとつながっていく、そうした取り組みがこの地域を更に発展させるものと確信します。こうした活動に我々が取り組む上で、行政との連携が今まで以上に必要になるものと考えます。行政にはこの地域の問題、それを解決するための施策、方向性など我々ではつかみ切れない情報があります。そうした情報や、人的交流を活発化し、双方向の活動が可能となるような環境を整えることが必要です。
そこで当委員会では協働を推進する上で、より連携にふさわしい環境を整えるために、昨年度の調査をふまえつつ、この地域の中核都市である飯田市を中心に、周辺各町村を含めた行政の構想や、協働の実態等を把握します。その内容を理解しメンバー皆で共有します。その過程において、行政や他団体との接点を持ち、人的交流を図ります。更に協働を実践するために、(社)飯田青年会議所の事業として、どう関わっていけるのかを考えます。私達は青年経済人として、企業の立場から、またこの地域に暮らす市民としての立場から、「明るい豊かな社会」の実現に向けてまちづくりの活動を進めております。そうした立場を活かした事業のありかたについて模索し、その議論をふまえて実践していきます。こうした一連の活動によって、我々(社)飯田青年会議所にとっては、行政と連携しつつ私達にしか出来ないまちづくり活動を行い、その存在をアピールすると共に、協働に取り組む過程そのものが、JAYCEEとしての資質向上と意識変革をもたらすものと考えます。そして、まずは“個”としてのJAYCEEが蓄えた力を、それぞれの場面で“地域”に向けて発揮していくことによって、この地域の力を更に高めるものと考えます。
私たちはJAYCEE個人として、またJCの組織としての成長と、ひいてはこの地域の更なる発展のために、情熱を持って協働の推進に取り組んで参ります。
研修交流委員会事業方針
みらい絆室 研修交流委員会委員長 伊藤桐人
「本気で取り組み、楽しさを実感する」
(社)飯田青年会議所は47年の長い歴史の中で、それぞれの時代に忘れ得ぬ出来事がありました。仲間の成功を我が事として喜び、困難を極めても一緒に迷い、立ち向った開拓者達がいました。この社会を作ったのは人であり、人と人が関わることが全てのはじまりであります。人との交わりにこだわる会員の為の研修と交流の活動を行います。
当LOMの研修課題として各々のリーダーシップの向上が挙げられます。自分の意見の主張をするだけでなく、聞くことは成長に必要な基本要素です。特に先人や先輩の生き方を素直に学ぶことで経営力の向上へも繋がり、同時にリーダーは自分の言葉で力強く話し意思を確実に伝えることが条件として挙げられます。自分の考えや意思を表現する場を設け会員の資質の向上を目指します。自分の長所と短所を知り、認め合い、一人ひとりに心を懸け、会員同士が切磋琢磨し短所を補い、能力向上に取り組むことで強い「信念」と高い「志」を持つ「将」を育成します。
交流事業はお互いを尊敬し大切にする風土が醸成される場を設けます。JCは自分を映し出す鏡であり、人の生きざまが凝縮されています。私達は一人ひとり顔や形は違い、自分と周りの人とは考えが違います。当然相手も同じことを考えています。いろいろなタイプがいるから面白く、ワクワクする理由がそこにあります。組織や個人が窮地に立った時に呑み込まれず、逆に突き放してみることが出来る経験を重ねることで、「将」になることが出来ます。
(社)飯田青年会議所の良さは先輩が後輩の面倒をよく見ることであります。後輩はどんなに苦しくてもあなたの励ましで一歩を踏み出せます。先輩が研修交流事業を能動的に取り組み、後輩を指導する姿勢に後輩が感化されます。成長できると思う組織こそ「飯田青年会議所のDNA」であります。多くの方からの学びと同志と切磋琢磨することで、メンバーの行動力向上に繋がる強いモチベーションが生まれ、その中から「将」が多く輩出されることにより、この地域がより活性すると考えます。
地域-i創造委員会事業方針
みらい絆室 地域-i創造委員会委員長 嘉山勝基
新たなる地域の価値から
今、地方分権新時代を迎え、地方は自らの主体性や独創性を発揮して、地域のイメージ・評判を確立していくことが極めて重要な課題となっています。イメージというと単純に「地域資源」が連想され、各所で発信が行われてきました。しかし近年、各地域の情報や物質的な格差が無くなり、その結果、独創性が薄れ、地域の価値を見出すことが難しい状況になってきています。
先人達は常に地域を想い学ぶ中で、価値を見出し、現在に繋がる発展を遂げてきました。そこには、この地域への執着する心があったことに他なりません。
本年度、当委員会では、【南信州ブランド】の確立と他地域への発信を行います。先ず地域を良く知り、学ぶことで価値を導き出します。そして、我々JAYCEEが価値を共有・認識し、率先して行動することで、この地域に住む人々が南信州の価値に気付き、執着心を抱いてもらう事が出来ると考えます。その想いが地域全体に広がり、【南信州らしさ】が認識されることで、誇れるものと考えます。
主体性や独創性を発揮しながら、あらゆる場面で発信し、個性として広く認知してもらうことで、新たな絆が生まれ、この地域の発展に一歩踏み出せると考えます。
今年度、(社)飯田青年会議所は、長野ブロック協議会 会員大会の開催をひかえています。また、三遠南信交流を行っている(社)浜松青年会議所では、(社)日本青年会議所全国大会が行われます。その両大会を絶好の機会として活用し、【南信州らしさ】を広く県内外に発信していきたいと思います。また同じように各地域が独自性や価値を見出すことで活き生きとした社会になることで、【南信州ブランド】がより強固なものとなると考えます。
何を行うに付けて「腹をすえる」ということはなかなか難しいことです。自分の意思で自分の責任を全うし、青年会議所メンバー一人ひとりが自ら果たすべき責任に真正面から取り組み、志を同じうする者が力をあわせ精一杯活動することで、きっとそこにはやり遂げた者達だけが味わえる至上の喜びが待っています。