10月例会報告
「過去から未来へ青少年の『留恋』をつなぐ」というテーマのもと、4部構成で過去から今年まで振り返り、これからの青少年事業に対する提案をお伝えしました。
第1部では、今年の青少年事業の軸とした、地元の野外、子ども同士のふれあい、子ども自身の体験・経験、の3つを説明しました。子ども同士のふれあいで更にこだわったのが年齢で、小学校3年生~6年生に限定したこと。今は幼い命を狙う不審者が多いこともあり、この飯田下伊那であっても子ども達だけで外に出て遊ぶことは心配な状況です。さらに少子化やご近所同士の付き合いの希薄さから、自宅のそばでさえも近所のお兄さんお姉さんと遊ぶ子供は見かけません。遊び方や危険なことを教えてくれる兄弟・近所の悪ガキ達がいない今だから、親離れのスタートといわれる3年生から親離れが一気に進む中学直前の小学6年生を上限としたのです。
第2部では「対象となる子どもの年齢」を軸にして、先輩方が行ってきた青少年事業を振り返りました。広い範囲で青少年を捉えた年もあれば、中学生、小学生に絞った年など様々で、少年野球大会やわんぱく相撲大会、中学生の主張などの長期にわたる事業のきっかけや経緯を学べたことも非常に良かったです。
第3部では、5月例会、6月の茶臼山高原五感体験アドベンチャー、9月の手作り体験ふれあいデイキャンプin野底山の様子と成果を振り返りました。子ども達は、自分でやってみることや子ども同士で知恵を出し合うことの大切さを、飯田下伊那の自然と食文化や史跡を通じて学び取ってくれました。「デイキャンプに参加して友達もたくさん増えたのでとてもよかったです。」「自分達だけで作ったカレーの美味しかったことが嬉しかった。」こうした言葉からも、子ども達の心に「留恋」を残すことができたと実感しています。
第4部では、年齢、社会環境、期間という3点から、今後の青少年事業への提案です。
年齢については、もっと深く掘り下げようと提案しました。例えば小学3年~6年生という同じ年齢であっても、児童養護施設や障がい者の子どもを、健常者の子と同じように扱うことは難しい面があります。むしろそういった子ども達だけに目を向けることもJCにできることではないでしょうか。その理由は2つめの社会環境にも関連します。
健常者の小学生以下を対象としたキャンプやものづくり等の企画は、NPOや公民館、公園などで多種多様な活動が毎月開かれています。過去のJCは「何もないからJCが始めよう」でしたが、今は対象者を絞らないと「何でも揃っている」環境に埋もれてしまいます。
そして期間。JCの単年度制のデメリットが時々話題となりますが、過去を振り返ると地元に根付かせるために時間をかけて支援団体とのパイプを太くし、共催事業へと発展させている姿がとても印象に残りました。先輩方の取り組みから、事業主や起業家の集まるJCの利点をいかんなく発揮して、製造業でいわれるPDCAサイクル、JCなら理事会・委員会の機能を毎年フルに活用することが、地域へ最大の成果を残すことになると考えます。
最後に、JCでなければできない青少年事業を常に追求してほしい、とお伝えしました。社会環境を見つめ、目的と対象者の絞り込むことで、充分できる組織であると考えています。
当日は時間が押してしまい伝えきれなかった面もあったので、この場をお借りして説明しました。写真や動画を混ぜながらも一方的に伝えるばかりの例会でしたが、一人として居眠りせず、多くのメンバーから充実した例会だったと嬉しい言葉をいただきました。各例会・事業では多くのメンバーのご協力をいただけたことに、委員会メンバーに代わって心から感謝申し上げます。1年間本当にありがとうございました。
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