社団法人飯田青年会議所
2009年度 副理事長方針
 

2009年度 副理事長方針

ゆめづくり室 副理事長方針

社団法人飯田青年会議所 ゆめづくり室 副理事長 杉本 正

 個人の価値観が多様化する今日、自分たちの認証伝達式を先送りしてまでも、この地域まちのためにと災害復興に尽力された設立当時の諸先輩方のいし魂を我々は受け継いでいるのであろうか。
 組織とは個が集まり形成されるもの。
 個の進化なくして組織の進化はあり得ません。
 進化はあとから必ずついてきます。組織としての目的を一人ひとりが把握し、志を持って自ら率先し行動したとき、その行動を省みたとき、個は磨かれ組織が強くなると考えます。  個の充実があってこそ各事業はより充実を満たします。
 事業の充実はそれを担う委員会の活動の充実であり、委員会活動の充実はメンバーの充実した活動を以て成り立ちます。委員長が中心となり、メンバー各々が持つ価値観を相互理解し、力を集結したとき、委員会が、そして組織が力強く前進すると考えます。
 組織としての目的を明確にし、共有すると伴に、個と組織が協和する思いやりのこころを持った組織運営の在り方を考えていきます。
 我々は、バブルの崩壊による戦後最大級の不況を最前線で身を以て感じてきた世代です。どのような状況下でも生き残る術、そして繁栄させる術を身につけてきました。創立50周年を目前に控え、会員減少を始めとする様々な問題・課題を抱えた今、組織を持続、繁栄させるため、そしてなによりも我々のいし魂を貫き続けるために、内外から見た我々の現状を検証しつつ、これからの組織の在り方を考えなければならないときです。

 近い未来、この地域における生活環境が大きく変わります。縦と横の線が交じり合う重要な地域。まさにこの南信州が大きな発展を遂げるときがやってきます。しかし、ハードの面では未来の形が見えてきてはいるものの、そこに生きるひとの充実が伴わなければ真の発展は成し得ません。一昨年15市町村の行政の方々の声を生で聞き、各自治体において様々な問題・課題を抱えていることを知り、それと同時に我々に対する温度差の違いも肌で感じました。「飯田下伊那はひとつ」という構想を抱き、実績を残してきた団体として南信州の真の発展を考えるとき、そしてそれに向かいさらなる運動を推し進めていくとき、各自治体と連携をとりながらその時々の地域まちの現状を把握していなければなりません。
 来る創立50周年を見据えた本年、これまでの地域まちづくりのいし魂と実績を確かに受け継ぎ、その先のビジョンの礎となる我々の夢、南信州のグランドデザインを地域まちのひとと共に創造します。そして、メンバー全員が各自治体へと出向き、ひとと接し、現状を知り、共に考え、語り合う、まさに活きた研究を進める中で、夢を具現化し続けていくための新たなる協働(ネットワーク・パートナーシップ)を構築します。
 我々の活動を通じ、会員拡大という目の前にある大きな通年の課題にも取り組みます。会員の減少はこの地域まちにおける我々の運動に対する理解度・認知度の表れでもあります。この地域まちに生きる我々のいし魂を一人でも多くの方に伝え、メンバー全員で推し進める会員拡大を行っていきます。

ビジネスリーダー経済室 副理事長方針

社団法人飯田青年会議所 ビジネスリーダー経済室 副理事長 鈴木健太郎

 私たちは、20代30代の自由で豊かな発想を持ちえた経済人集団であり、若さと行動力を発揮することで、青年会議所の価値を見出して参ります。その上で今、青年会議所でしかできないまちづくりのあり方を考え深める時期に来ていると考えます。当室で言うまちとは、ひとやものやかねが集積する場所を言います。ひとの居ないところはまちとは言いませんし、建物や仕事などものが無いところもまちと言いません。また、ひとやものがあっても、かねの動かないようなところもまちとは言わないからです。

プロはプロに任せ、・・・・・まちづくり団体としての道を突き詰めよう
 餅は餅屋。私たちがいくら背伸びをしても、幼児や小学生の教育論は語れません。シルバー世代のことも然りです。私たちは、私たちの世代のことに特化すべきと考えます。全てのメンバーで全ての世代を網羅することは困難であり、今こそ選択と集中を行なう時期に来ているのです。浅く広くでは無く、私たちの世代に焦点を当て深く追求して参りたいと考えます。

環境配慮を前提とした経済の活性化
 私たちの住むまち「南信州」は、南アルプスと中央アルプスの山々が織り成す自然の宝庫であり、きれいな空気と水、その自然の恵みで育ち清らかな心を持った人々が自慢の地域です。この南信州で生活している私たちにとって、この地域にある自然や風土、人々、企業や行政など、全てのものが大切な財産です。その大切な財産を維持し、さらには資源化・活性化していくことが、ここで暮らす私たちの使命と考えます。
 地域から信頼されるビジネスリーダーとしてこの使命を果たし、私たちが中心となって他団体と共にまちづくりを実践することで、必ずやこのまちの中小企業は活性化することと確信しています。
 経済とはすなわち「ひと・もの・かねの流れ」に他なりません。この南信州にひとが増え、ものが増え、かねが増えてこそ、経済の活性化であります。JAYCEE=ビジネスリーダーとしてのまちづくりを突き詰めれば、地域としてのひと人財儲け・もの儲け・かね儲けを、若さと行動力で追求していくことです。

南信州としての特色あるまちづくりへ
 今後、三遠南信道路やリニア中央新幹線などの交通網が発展しようとしている中で、危機感を抱きます。東京、甲府、浜松、豊橋、名古屋、松本、大阪などの大都市が1時間圏内に存在するときに、外からは日帰り圏内となり観光関連業が、内からは大都市での購買や人的移動により商業が打撃を受けることになるからです。平地の少ない南信州が、南信州として存在価値を見出すためには、核となる経済的特色を打ち出さなければなりません。大都市に負けない南信州を作り出すために、他団体と協働しながら自立する強いまちづくりを実践していきます。

私たちは、ビジネスリーダーとして 環境との調和を図り、
「地域としての、ひと人財儲け・もの儲け・かね儲け」
を若さと行動力で突き詰め、創立50周年ビジョン骨子策定へと進めて参ります。

ひとこころ室 副理事長方針

社団法人飯田青年会議所 ひとこころ室 副理事長 沢柳幸弘

 南信州には、「結い」という“ひと”と“ひと”が支え合い繋がりを感じることのできる知恵があります。それにより独自のこころの豊かさを育み、南信州の今を自らつくってきました。その自らつくりあげる行動の積み重ねが、南信州の「郷土愛」の礎となっています。常に夢を描き、互いに深く広く繋がり、その繋がりを大切にし、よろこびを感じながら生きてゆく“こころ”の豊かさは、未来をつくる力を生み、ひとを行動へとかき立てます。南信州の「結い」のこころはそのように、未来をつくる力と地域を愛する力を育んできました。
 「結い」のこころは、(社)飯田青年会議所の事業展開において基本であり、脈々と受け継がれた思いです。その思いの中で私たちは常に今を知り、地域のひとの話を聞き、いち早く未来に思いを馳せ、夢を描き事業展開をしてまいりました。それにより組織として、個人として、未来をつくる力と地域を愛する力を育んできたことは言うまでもありません。
 本年、地域のそして(社)飯田青年会議所で受け継がれた「結い」のこころに基づく私たちの中の、未来をつくる力・地域を愛する力を如何なく発揮し行動していきます。私たちのその行動により、多くの方と未来を見据え、「結い」のこころを育んでいきたいと考えます。

 市民意識変革運動は、率先して夢を語り、自ら実現していく行動を基本とします。その行動に対し、次々と新たな意見・考え・行動が生まれることで変革に繋がります。私たちは、未来をつくる力・地域を愛する力から生み出される、ワクワクし、楽しいと感じる地域の夢を行動により発信していきます。それに邁進する姿こそ、地域のひとを動かし、夢を見、行動へと繋がり、自立した「郷土愛」を育むと考えます。

 (社)飯田青年会議所は青少年育成事業を多くの切り口から行ってまいりました。それは子どもたちに向けた「結い」の実践にほかなりません。過去の事業を踏まえ、私たちが実践してきた「結い」に、地域のひとたちに参加していただきたいと考えます。まず家族の繋がりを実践し、地域に広める中で「結い」のこころ溢れる南信州人の確立の一歩としていきます。

 来る創立50周年に向け、地域の歴史と共にある私たちの歴史を紐解き、そこにあるいし魂を今一度確認し、“ひと”と共に行動することで、創立50周年ビジョンの骨子策定に向けた一年にしていきたいと考えます。

2009年1月 1日掲載
社団法人飯田青年会議所
2009年度 副理事長方針