理事長:天龍村の魅力は。
村長:他の村とはちょっと趣が違うことです。それ国の施策で発電事業がS13年から14年かかりS27年に完成という中で、他の地域からの多くの人が来られて住んでいたことにまずは大きな違いがあります。地の人よりよそから来た人が多いのです。日本人だけでなく外人(中国人、第2次大戦の捕虜も含め9000人)も多く、子どもたちも一クラスに生徒も120人から150人もいて小学校だけ6倍の数で、現在では一つの学校に38名しかいないという実態です。いいところは、先祖代々のしがらみがないので新しい方針にも溶け込みやすく、若者や女性が流行に飛びつきやすく、人柄的にはあっさりしております。外から来た人は溶け込みやすいと今でも言っております。しかし粘り強さに欠けるなどの欠点もあります。長い役所の生活の中ではそこら辺を多く感じました。
理事長:歴史の背景を見ても大きく他の地域とは違いますね。最も南に位置しており、近隣の県外の町村との交流は最も今後大事になってくると思うのですが、どのような取り組みをされておりますか。
村長:県境はガードが高いです。昔は天竜川を通じて静岡・愛知とも交流があったが、明治以降は公共交通の発達で行き来がなくなり、本当に高くなってきている。今は県境域協議会を作り、まずは両地域で道路の陳情をきっかけに交流が再開している。
電車のおかげで昔はとても便利が良く都合のいい村ということであり、道にはあまり力を入れなかった。村政として道路行政に力を入れていればもっと良かったと思う。鉄道依存の利点を生かして今は観光に力を入れている。バスで来て、電車で帰って頂くなど、南信州の観光の通過点としてルートを作った。昔は一台も来たことないが、今は年間500台ぐらい入ります。通過するコースを作ることで、道路整備や鉄道の整備などにも繋がっている。
理事長:知事も来られまして飯田線に乗られて村長との新聞記事も拝見させて頂きましたし、鉄道とこの自然を生かした観光ルートの創造は素晴らしいと思います。そのためにもインフラ的な整備は重要だと思います。そのほかに今力を入れていることは何ですか。
村長:知事とは天竜峡からのトンネルが多いところは、運転席の後ろに行き、阿南病院の諸問題と話ながら渓谷を眺めて行きました。村に着くと、村民とも知事と意見交換の場を設けることができて諸問題に関して、効果も生まれました。
60億の借金を4年で半分に減らし、今の村民の不満を解消するように年よりには健康で生活してほしい、長生きしてほしい、子供達はこの地域で育てよかったと言って頂くように力を入れております。将来の子供たちのことを考えた時少しでも借金を減らさなければという考えも強くありました。結構政治家も含めて自分だけのこの時がよければという考えを持っている人が多いのです。それでは地域は良くなりません。
理事長:村長の行動力には感銘したところであります。定住自立圏構想に対する期待は。
村長:飯田市は飯田市の枠を外れて、飯田下伊那全部が飯田市という考えで行動していっていただければ嬉しいです。教育委員会も昔は、郡部と別々でしたが、今は一つになっているのと同じようにこの地域も1本になった方がいいです。全体のまとまりが重要で飯田市のリーダーシップに期待しております。
理事長:村民・企業と一緒に行っている協働型まちづくりについてはいかがですか。
村長:私が最も話したいことであって、商工業の発展も力を入れている。しかし、企画まではするものの、実行の段階になると一歩出ない現状もあります。
理事長:中小企業の経営者が元気になれば、地域の発展にもつながるという観点からも、本年度は14市町村の商工会の青年部の方々、行政の同世代の方々にも呼びかけ一緒に事業を展開しております。ぜひ村長からも我々活動にご理解頂き呼び掛けて頂けたら幸いです。我々世代が仕事は勿論、まちのことを考えることは、必ず将来の地域の発展に繋がるものだと考えております。最後になりますが、私たちJCへの期待をお聞かせ下さい。
村長:新聞なども拝見させて頂きながら青年がまちづくりに関して話し始めたことにはすごく期待しているし嬉しく思います。若い世代が自由に、この地域関して討論していくことが重要。しがらみのない中で議論することが将来にとって大事です。リニアも含めて南信の発展のために頑張ってほしいと思います。今の時間は犠牲と考えるのでなく、子供たちの為に必ず役立っていますから、自分の時だけいいという考えでなく必ず継続すれば結果は出ますから頑張ってください。とにかく期待しております。