7.理事長所信[](01/07 20:46)


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2006年度 社団法人飯田青年会議所
理事長
内田 政和

スローガン

感性を磨き、力を示すとき


 われわれ青年会議所はいつの時代も「明るい豊かな社会」を目指し活動してまいりました。これは青年会議所の目的でもあり、 社会全体が目指すところでもあります。近年、この「豊かな社会」を目指し、NPOなど様々な市民活動が盛んになっています。一方、 JC活動では「JCしかない時代から、JCもある時代へ」という言葉をよく耳にするようになりました。 時代の流れを感じると共にJCの混迷をも感じます。迷う必要はありません。今この時こそ、われわれが活躍する時代です。 無限の可能性を秘めたJAYCEE世代が未来を切り拓くのです。
 わたしは「明るく豊かな社会」とは、われわれ自身が生き生きと輝き続ける社会であると思います。「ひとがまちをつくり まちがひとをつくる」 JAYCEEひとりひとりではまちを変えることは難しくとも、自分自身は自己の意思により変えられます。 だれもが自分づくりに主体的に取り組めば、きっとまちも変わるはずです。創立45周年"未来の扉"にある「魅力あるひとづくり」 を実践することがまちづくりの始まりです。

感性が未来を創る

 テレビでは世界中の出来事を日々流し、インターネットを見れば欲しい情報は何でも手に入る時代です。人々の世界観も広がりつつありますが、 情報社会の中ではもはや世界は一つになっている感さえします。反面何か課題を抱えた時、あまりに多くの情報を手に入れることができるため、 その中から結論を導き出していないでしょうか。情報という知識により解決するものばかりではありません。 われわれが社会のオピニオンリーダーとして未来を創ろうとしたとき、本当に必要なのは多くの豊かな感性です。まず、自らの心で感じ取り、 自らの価値観で表現する、それぞれの感性が重要なのです。われわれが持ち得る知識と、個々の感性により、人の、組織の、 そしてまちの未来を創り出すのです。感性を活かすことを忘れては、単なる情報の集積となり、 独創的なオンリーワンのまちづくりなどできるはずがありません。
 同じことを、将来を担う子供達を取り巻く環境にも感じます。少年犯罪の増加はリアルとバーチャルの区別ができず、 ゲーム感覚でやってしまってから、はじめて心の痛みを感じるのではないでしょうか。目に映るものを頭で理解することは必要です。しかし、 それ以上に心で感じることがもっと必要なのです。
 今後、さらに情報化社会は進みます。情報に振り回されることなく、情報を知識の一部として使いこなす感覚が必要です。 自己の感性があるから夢や希望、そして未来を描けるのであり、多様な価値観と多くの知識により、未来を創ることができるのです。

 2006年度、社団法人飯田青年会議所は、「魅力あるひと」であるために、まず自分自身で感じ取ること、 そして個々の感性で表現することを基本姿勢とします。JAYCEEの豊かな感性が、組織を、そしてまちを、 輝く独創的な形に造り変えていくのです。


JAYCEEの力

 JAYCEEが社会起業家であることは言うまでもありません。近年の飯田青年会議所も「経済からのまちづくり」 という考えで様々な運動を展開してきました。通常の経済活動と同じように、 JC活動にもっと、 この考え方をより具体的に取り入れていくべきではないでしょうか。社会起業家としての感性を思い切り、 JC事業にぶつけてみようではないですか。JAYCEEが青年経済人として日頃から、主体的に行っている経済活動をJCの場でも実践すれば、 活動自体もより充実したものになるでしょう。そして経済の原理を用いることにより大きく発展し、継続可能な事業となると考えます。 JAYCEEとしての力を発揮するときです。そうすればきっと社会起業家としても一歩前進できると考えます。

JCの力

 青年会議所も戦後50年余りに渡り、時代に遅れることなく未来を見据えたさまざまな活動を、地域に留まらず世界中で実践してまいりました。 これは、時代の変化を受け止める力と、事業を実践する力があったからだと感じます。今でもこの実践する力はまちづくりにおいて、 絶え間なく続いていると感じます。それでは飯田青年会議所はJCとして、時代の変化に対応できる組織になっているでしょうか。 各種事業に対する責任、公益法人としての責任、多くの責任を果たすことがJC組織の力を示すものであり、 これが無くては大きな実践する力は生み出されないでしょう。今こそ、 JC活動における、あらゆる事態を想定したリスクマネジメントを始め、 公益法人としてのあり方を考えていくべきです。そして、今後のJC組織強化に向けた様々な活動を、より力強く行うことにより、 永続的にJCが成り立つ礎になると考えます。

広き世界観をもって

 現在、経済活動は言うまでも無く、人や文化など、さまざまな分野での交流が世界に向け広がりを見せています。社会は、 多様な文化や習慣を受け入れ、衣食住に始まる生活形態をも変化させています。一方JCでは「多様化する価値観の中JCはどこへ…」 と言われています。われわれは、この「多様化する価値観」を、正面から受け止めなければなりません。価値観の違いに戸惑っているようでは、 JAYCEEとしてグローバルな社会に対応すらできません。多様な価値観を受け止められる広き世界観を持つことが、 われわれの持ち得る感性をさらに豊かにするでしょう。様々な世界を感じ、自分の世界を広げることができれば、 われわれの未来も大きく広がるはずです。


そして力を示すとき

 本年度、社団法人飯田青年会議所は、世界という大きなフィールドでの事業に挑戦します。広き世界を肌で感じ、JAYCEEの力と、 JCの力を最大限に発揮すれば世界に向け飛び立てるはずです。それぞれの力が一つにならなくては実現できません。そして、この事業が、 社会が忘れかけている感じることの大切さを、そしてなにより、われわれ自身が持ち得ている力を呼び起こすものと信じています。 JCだからこそできるのです。JCは長き歴史と多くのネットワークを持ち、JAYCEEの三信条により結ばれた組織ですから。そしていつか 「世界の中の"いいだ"」というオンリーワンのまちを描ける日がくることを信じて。


 心に希望を持ち、前に進む勇気が、自分を変える第一歩です。この一歩が、きっと輝き魅力あるひととなるために必要なのです。

 

 社会人として世に飛び出したときから、私たちは先人より「社会を創る」バトンを受け取っています。そしてJAYCEEとして青年経済人として 「未来を創る」チャンスを与えられています。この好機を感じ取り自分のものにしなくてはなりません。未来を切り拓くのは感性です。 立ち止まってはいられません。われわれの出番です。なぜならばわれわれには夢と可能性があります。前途洋々たる未来に向け、いま旅立ちましょう。

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