理事長所信

社団法人飯田青年会議所 理事長 本田 達史

スローガン

己を律し、道(みらい)を切り拓け




孔子の言葉に「三十にして立つ。四十にして惑わず。」という言葉があります。この言葉の一説の最後は「七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず」、70代になって思うがまま振舞っても正道から外れないという事です。孔子の言葉からすれば、我々はまだ人生のスタートを踏み出したばかりです。我々30代の若者が集う青年会議所は、今こそ地域や己自身の為に立ち上がらなければなりません。 現在の日本は政治不信・経済不況・震災復興の遅れなど、様々な問題が山積しています。これら全ては人が起し、人が解決していく事です。今までの歴史の中でも、先人達は様々な問題を解決する為に、血の滲む様な努力をして今の日本を築きあげてこられました。そしていつの時代も青年が、率先して行動して参りました。現在日本に山積している問題も、必ず解決される時がきます。それには我々青年会議所会員一人一人が、自分に何ができるのか、何をしなくてはいけないのかを考え行動する事が必要です。また今後の日本を引っ張っていかなければいけない、青年会議所の責任でもあると考えます。 我々がリーダーとなり責任を持って活動する中で、守らなければいけない社会のルールがあります。これは国家だけでなく、地域・企業・家族の中にも存在します。しかしどんなに素晴らしいルールであっても、遵守するべき人間の考え方や行動ひとつで、違う結果を招いてしまう事にもなります。ルールとは自分勝手ではなく人に思いやりをもち、みんながより幸せになる為のものだと思います。企業や地域のリーダーとなるべき我々は、常に社会を意識しながら、より良いまちを築かなければいけません。またそこには、時に青年らしい大胆な発想も必要です。我々は強いリーダシップを持つ人間になる為にも、己の心に問いかけ、最良な判断をできる様にならなければいけません。  私は青年会議所がリーダーを創出できる、類まれなる団体だと思っています。それは与えられた役職・役割を全うする事、尚且つ自らが様々な事に挑戦し、責任を持って行動する事で初めて養われていくものです。しかしどんなに優れた組織に在籍していようと、我々の行動や心がけひとつでリーダーへの道は険しいものへとなってしまいます。我々はまだ、40歳手前の若輩者です。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があります。今の我々に一番欠けている部分は、恥をかいてでも学びを己の力にしていこうという強い気持ちです。 我々には大きな可能性があります。可能性が開花するのかしないのかは己自信にかかっています。本年度は思いきり恥をかき、何事にも自ら飛び込んで、己自身そして南信州の道(みらい)を切り拓いて参ります。


基本方針
■ 己の責任・公の責任
■ 南信州を学ぶ
■ 青少年活動の継続性
■ 会員交流・国際交流
■ 強い会員拡大


【責任を全うする】 
 我々は青年会議所に入会した当初の自分への期待、そして志を忘れてはいないでしょうか。誰しもが必ず何かしらの期待を持って入会したはずです。活動をする中で年々成長がなければ、青年会議所に入会した意義がありません。己へ問いかけ見つめ直す時間を持つ事で何が足りないのか、何をすべきなのか、またJAYCEEとしてだけでなく人として我々はどんな人間になるべきなのかを、今一度振り返る事が必要です。地域や企業のリーダーとなるべく、いつ何時も自らが率先して行動をし、何事にもリーダーとして責任をとるという心の強さ・人としての強さを今身に付けなければいけません。己自身の考え・行動を振り返り、青年会議所に所属している事で今後どう行動すべきなのか、今年1年をかけて「己・公の責任」について学び、実践できる人間になっていきたいと考えます。そして責任を果たす事で周りからの信頼を生み、強く優しいリーダーへの道が切り拓かれます。 我々は5年前から青年会議所の公益性について議論を重ね、2011年度に公益社団法人格取得を総会にて決議致しました。己を律し姿勢を正す事で、周囲の目や己自身が変わります。その為にも公益社団法人格という公の責任を持つ意味は非常に重要です。また常に南信州の発展を強く願い活動している(社)飯田青年会議所は、取得して当たり前だと私は考えます。南信州のまちづくりに対して責任を全うし、地域の方々に信頼され我々が考えるまちづくりが実直に行える様に、本年度(社)飯田青年会議所は公益社団法人格取得を目指します。


【方向性の模索】
 青年会議所に在籍していて、まちづくりに関して語れない事は恥ずかしい事です。しかし我々はまだまだ学ぶべき事が多き青年です。知らない事をそのままにして、まちづくりを語っても理想論にしか過ぎず、形ばかりが先行してしまいます。知らない事は聞く。我々青年にとって重要な事だと考えます。現在南信州はリニア中央新幹線の駅設置が決定され注目を集める地域となっています。また三遠南信自動車道も着工が進み、県内でも遅れていた南信州地域のインフラ整備がされつつあります。リニア駅の設置が決定された現在、リニアを中心とした「まちづくり」が模索されています。しかしリニアの基本構想は東京~名古屋~大阪を結ぶ高速鉄道です。過去の例で例えるなら新幹線の中間駅において、駅中心のまちづくりを考えた結果、乗降者はいてもその地域に人や物が残される結果はでていません。そこで我々が考えなければいけないのは、南信州がどの様にリニアを活かし地域発展に繋げるのか、そして我々がどの様に行動を起すのかという事です。 (社)飯田青年会議所は創立50周年にクレドを作成し、南信州を「日本人のふるさと」にすると宣言致しました。「日本人のふるさと」とする為にも我々がすべき事は何か。そこで本年度は、改めて学ぶ事から創めて参ります。都会には無い自然や文化など、人はやすらぎを求める事で心が和み優しくなれます。だからふるさとを求めるのです。リニア駅ができるから考えるのではなく、南信州の特長を最大限に活かしたまちづくりをする為にも、まちの特色とリニアの特色について学んで参りたいと思います。そして(社)飯田青年会議所としての「日本人のふるさと」の方向性を模索し定めようと考えます。


【求められる青少年活動】
 人は常に新しい物を求め行動します。それは単年度制の青年会議所活動においても、その年の個性を発揮しようと様々な角度から考え、新しい事業を生み出そうと日々活動しています。しかし我々も満足し周囲からも良い評価を得た事業も、単年度制であるがゆえに、継続しないのも現在の(社)飯田青年会議所の状況です。私は良い事は続けていく事で熟成し地域から求められ、地域の人々に馴染んだ青少年活動になると考えます。そこで本年度の青少年活動は継続事業を考え実行する第1歩目とします。楽しい事だけをするなら学校や友達とできるでしょう。しかしそこに努力や苦しみがある事で、楽しさや感動が倍増するものだと考えます。子供が何を求め、親が子供達に何を経験させたいのかを、もっとも感じ実行できるのが親達と同世代であり、親でもある我々JAYCEEなのです。また青年会議所でなければできない事だと考えます。そして継続する事により青年会議所の意義を、地域の方々に知って頂く事ができると考えます。未来を担う子供達に南信州で一緒の体験をさせる中から、生まれる様々な一人一人の考えが、未来の南信州に希望や夢を持たせてくれると思います。私はふるさと「南信州」の事を、子供達が成長した時に自信をもって話せ、また築きあげていける人間を育てたいと考えます。


【友情】
 公益法人制度改革が施行されて以来、会員の研修事業・交流事業について公益性がないのではと懸念され、大幅な事業縮小がされている事に私は危機感を感じております。「まちづくり」を行う中でまず大切なのは一緒に活動する本当の仲間をつくる事だと思います。そこで本年度は全体旅行を初め様々な交流をして会員同士の友情をより深いものへと築いて参ります。相手を知り相手を思いやる事ができる様になった時、会員同士の友情が芽生え、組織としての団結が高まります。(社)飯田青年会議所は事業当日に想像もつかない程の力を発揮します。我々がその力を常に満ち溢れた人間になる事で、より良い事業を築く事ができ、地域やそこに住む人々に対して強い思いを持ち活動できると考えます。また青年会議所の大きな特徴として、人との出会いがあります。52年の歴史がある(社)飯田青年会議所には450名以上の先輩方がいらっしゃいます。この出会いのチャンスを無駄にするのはもったいない。まちづくりに対し熱い心をお持ちになる先輩方と交流をし、我々の心のはばを大きくしたいと考えます。  本年は大韓民国江陵青年会議所との姉妹締結40周年を迎えます。近くて遠い国「韓国」と言われながらも、両青年会議所は先輩方の熱い友情を基に、永きに渡り交流を続けて参りました。現在も様々な国家間の問題はありますが、今後もお互いの地域がより良いまちとなり、様々な交流ができる様模索して参ります。


【結果を残す】
 (社)飯田青年会議所は設立以来、最大の危機と言っても過言ではない状態になっています。それは会員の減少です。本年度は13名の卒業生がおり、(社)飯田青年会議所の未来を考えると私は本年度の最重要事項と捉えております。青年会議所活動を行う上で、少数精鋭といった言葉を持ち出す事があります。私には会員を獲得できなかった、また行動を起こす事ができなかった言い訳にしか聞こえません。青年会議所はリーダーを創出できる組織です。会員を増やす事は地域や企業のリーダーを育む事になり、会員拡大をする事自体が最大のまちづくりと考えます。 そこで本年度は会員拡大専門の特別委員会を設置致します。また委員会メンバーを卒業生とします。今までJCで学んだ全てとJCに対する情熱を思う存分に発揮し、責任を持つ事の重要性、全うする覚悟を卒業生全員で示しメンバーに伝えて参ります。その気持ちがメンバー全員に浸透した時、JCに対する情熱がこもった会員拡大ができ、結果を残せると考えます。



「楽しくなければ、JCじゃない」

笑う楽しさ、学ぶ楽しさ
仲間と感動や悔しみを分かちあえる楽しさ
JCってそんな楽しさを全て味わえるところ

JCにいられる事に感謝しよう

ぼくらには家族がいる、JCの仲間がいる
皆が助けてくれる

自分の発言に自信を持て、責任を持て
できない理由はいらない、できる理由を考えろ
後悔はするな、思いっきりやろう

楽しもうJC